ドングリ工房 東近江BASE
鍛forgeworks 鉄のペンダントライト
鍛forgeworks 鉄のペンダントライト
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■商品寸法 シェード直径15.8cm*高さ7cm 口金E-17
■サイズオーダー可能商品
■納期目安 約45日間
■発送方法 家財便SSランク
・ご注文確定後に改めて納期をお知らせ致します。
・複数台のご注文も可能です。
★真鍮削り出しソケット+コード(長さ90cm)付属。
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作家 鍛 Tan Forge Works
こちらのペンダントライトのシェードは、
ふたりの兄弟鍛冶によって作りだされたもので、
世にふたつとない手仕事の逸品です。
無駄をそぎ落とし、自然の力を借りて作られていることで、
ありのままを愛でることができる作風です。
生命性に満ちた美しい鉄肌を毎日眺めて暮らしていきたい。
拘りが強く、鉄の素材感が好きで、朽ちゆく自然の摂理に美しさを感じられる。
そんな人にのみおすすめします。
-作家の紹介-
石倉創・康夫
滋賀県は東近江市、ものづくりの人たちが集まるヘムスロイド村で、
約40年間、鉄を打ち続けるふたり。鍛鉄を生業とする石倉創、康夫兄弟。
-彼らの打つ鉄作品-
鍛鉄は、西洋鍛冶の技法であり、当時、日本には学ぶ場もなく、
師もなく、道具もない、日本人にとって全く未知の世界であったようだ。
技術は全て独学で学ぶ試行錯誤の日々、
その中で、自分たちが目指す表現と、技法を絞って鍛錬を重ねることで、
ふたり独自の作風が構築されていった。
彼らの打つ作品は、主張が非常に控えめで、厳かである。
無駄な装飾をつけず、必要最低限の太さに仕上げ、
直線は先端に向かってゆっくりとテーパーになり、曲線は流麗な弧を描く。
このあたりが他の西洋鍛冶の作品と大きく異なるところで、
シンプルが故に日本建築にもよく似合うだろうと思わせるほどの繊細さだ。
そして、彼らの作品を語る上で、最も着目すべき点は、鉄の肌にある。
鍛鉄は通常、ハンマーで叩くことで肌には槌目がつく。
それが鍛鉄のわかりやすい特徴のひとつと言えるのだが、
彼らの鉄肌には槌目の無骨な凹凸が殆どなく、
それは指で撫でたくなるような、非常にさらりとしたものだ。
聞いて驚いたのは、鍛鉄の前段階の話。
外部に数年間、鉄を野ざらしにしておくことで、自然に錆を帯びる。
その錆を使って火にいれることで、この美しい鉄肌となる。
つまりは、自然の力に素材を育ててもらい、自分たちは少し手伝いをする。
必要にして十分。正に足るを知るという日本人らしい哲学を主軸にした鍛鉄だ。
こういった、主張をしない、無駄を省く、繊細にそして美しく。
という姿勢は、ものづくりに限らず、そもそも日本人が古来より大切にしてきた
暮らしの哲学であり、正に石倉兄弟は、誰も成しえなかった「日本人の鍛鉄」の足跡を残したパイオニアと言え、今後も時代を担う若手たちに影響を残すべく、その腕を振るってもらいたいと思う。この度、私個人からの提案にも関わらず、制作に応えてくださったおふたりに感謝するとともに、彼らのような特殊な世界に生きるアーティストたちのことを、この照明を通してぜひ知って頂きたいと思う。
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足るをしるくらし
良いものと永く共にする本当の意味での贅沢な暮らし